
理解出来るか相手を、意外に噛み合わない会話?恋愛相談
願いを届ける為に、今何をすべきか?問われるのは貴女。

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言葉は個人の発明ではなく、個人の所有でもない。
言葉は個人のものではない。
しかし、人は多く、言葉は個人のものであり、言葉を話すのは自分であると思っている。
しかし、もしも言葉を話すのが自分であるなら、なぜ他者の話す言葉との間に、「会話」が成立するのだろうか。
あの人とは話が合わない、そう思うためにも、話の意味はあらかじめ理解されていなければならない。
理解される言葉の意味は、自他の区別よりも先に存在するのである。
ある言葉を選択し、そのように使用する、そこに各人の個性が現れるのであって、その逆ではない。
「人間」の側こそが、言葉の個性のために使われる「口」なのだ。
池田晶子