ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

自分の知識をひけらかしてばかりいたら、成長にとって必要な自らの無知を自覚することなど、どうしてできるだろうか。
パンを得んがために純粋無垢を失うよりも、餓死に甘んじるほうが人間にとってましである。
悪の葉っぱに斧を向ける者は千人いても、根っこに斧を向ける者は一人しかいない。
自分の足で立っている者は、決して孤立していない。
ひたすら生き仕事をする。周りに気を配るのはそれからだ。
恋に対する治療法は、よりいっそう愛すること以外にない。
友人のために私がしてあげられる一番のこと、それは、ただ友人でいてあげること。
音楽は音の結晶である。
真に素晴らしい本は内容以上のことを教えてくれる。その本を置き、仕入れた知恵を試したくなる。読むことで、行動せずにいられなくなるのだ。
結局、人は狙ったものしか射止めることができない。。
人間の精神世界には、自ら探検していない、幾つもの大陸があり、海がある。
書物は、それが書かれたときとおなじように思慮深く、また注意深く読まれなくてはならない。
この世界は、我々の想像力を描くためのキャンバスにすぎない。
支配することが最も少ない政府が、最良の政府である。
私は人生をあるがままに楽しむ。たとえ救貧院に住んでいても、楽しい、胸が踊る、輝かしい人生が送れるはずだ。夕日は富豪の大邸宅からも救貧院の窓からも、輝かしく照り返す。
振り返らずに後ろを見るのと同じくらい、自分自身を見つめることは困難だ。
自分の仕事に、自分の言葉に、そして友人に正直であれ。
人は成功するために生まれる。失敗するためではない。